Royal Ballet Schoolってどんなところ?
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概要
ロイヤル・バレエ・スクール とは、イギリスにある名門の全日制バレエスクール。
ロンドンの西、リッチモンド・パーク内にある、ホワイトロッジと呼ばれるLower Schoolと、London オペラハウスの隣にある、Upper Schoolに分かれている。
フランスのパリ・オペラ座バレエ・スクール、ロシアのワガノワ・バレエ・アカデミーと並び、超一流のバレエ学校として名高い。
世界各国からプロを目指す子供達が集まって来る。
Lower Schoolから、Upper Schoolに自動的に上がれるわけではなく、毎年のレベルチェックを受けハードルは高い。
卒業後は、The Royal BalletやBirmingham Royal Balletへの進路も視野にあり、何よりも、在学中の舞台経験や、親密な進路相談、学校とカンパニーのコネクションが大きな特徴となっている。 -
システム
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入学:春のシーズンにオーディションが行われ、合格すると夏に入学
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Lower School (11歳から15歳)
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Upper School (16歳から19歳)
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カリキュラム
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Lower School:
クラシックバレエ、キャラクター、コンテンポラリー、体操、アイリッシュ、モリス、スコティッシュダンス
高学年になると、ヴァリエーションソロやパ・ド・ドゥも行う。
男子生徒は上半身の筋力トレーニングも追加される。
在学中にRoyal BalletやBirmngham Royal Balletの舞台でパフォーマンスできる可能性もある。
バレエの専門教育が行われると同時に、日本の中学卒業課程の取得(義務教育レベル)も可能。
※アカデミックの勉学を修了するにはネイティブレベルの英語のスキルが必要。
またその修了過程を日本の義務教育と同等として認められるかは日本の学校および地方自治体等の判断を仰ぐ必要あり。
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Upper School:
クラシックバレエテクニックはもとより、パ・ド・ドゥ、ソロ、レパートリー、キャラクター、コンテンポラリー、ステージ制作、メイクアップ、ボディーコンディショニングなどを行う。また、男子生徒はジムエクササイズも追加される。
またUpper Schoolでは、高校卒業課程と同等の資格を取得することも可能。
3年目になると、パフォーマンスをメインとした指導になり、Royal Balletや、Birmingham Royal Balletへの参加の可能性もある。海外からの留学生には、英語教育の場も用意されている
White Lodge
全日制のLower schoolはLondon 郊外のWhite Lodgeに入寮します。
ホワイトロッジは18世紀に建てられた、王室が狩りのために使っていたLodgeを50年以上前にRoyal Ballet Schoolが借り受けました。
2005年から2009年の4年間をかけて、将来の芸術家を育む場として、リノベーションされ、2つの新しいダンススタジオと、約125名の生徒が快適に過ごせる寮、その他、芸術の成長にかかせない施設も美しく完成しています。